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蔵の中を驚くほど綺麗に保てる理由

石孫本店(秋田県湯沢市)

石孫本店に足を踏み入れて一番驚くのが「綺麗」なこと。もちろん、建物も道具もかなり年季が入っていますが、古い蔵にありがちなイヤな香りは一切なく、床の端まで掃除が行き届いています。最初に訪問した時から、どうしてこの状態が保てているのか不思議だったのですが、三度目の訪問でその理由が分かった気がしました。

私の仕事はこれと胸を張る石川裕子社長

石川社長は蔵人に対して、具体的な指示は出さないそうです。むしろ、「仕込みはいつからするの?」と尋ねるくらいで・・・そして、「社長!資材が少ないので発注しておいてください!」と言われて発注する。

「これが私の仕事なんです!」と、嬉しそうに語ってくれるのです。

休憩時間には蔵人がそら豆で味噌を仕込んでいたり、畑から野菜を収穫してきていたり、ストーブに鍋がかかっていて何かがつくられていたり・・・「今度は、何をつくっているの?」と、聞くのが楽しみなんです。

自分の関わりが明確になるから

生産の規模が大きくなるほど分業化していくものです。

ただ、機械がない石孫本店にとっては自分の関わりが品質に直接影響します。例えば小さな失敗があったとすると、「ほらみろ!だから・・・あそこが・・・お前が・・・」蔵人同志であれこれ話し合っているそうです。

このような積み重ねが、「自分が醤油や味噌づくりにどう関わるのが良いのか?」を考えて実感するきっかけになっているのだと思います。その一つとして仕込み場は清潔な方がいいことを実感しているから、自然とそうなっているのだと思います。

どう考えても「掃除をしっかり!」というやらされ感では保てない環境だと思うのです。蔵人同志が相談をしながら雑巾がけをしているそうです。高圧洗浄機などではなく・・・

スコップにも蔵人の名前が。いつも同じものでないと感覚が違うらしく・・・

蔵人全員で手をあわせます。

小麦の炒り機に小麦を送る時に使う箱。これも相当使われ続けています。

「34.56石(一石=約180リットル)入る桶」という表記。小数点以下まで書かれていて、全ての桶の大きさが微妙に違います。

石川社長らしいなぁ・・・と思ってしまうこと。

「仕事をすることは生活の糧だけど、喜びの心がないといけない。そうしないと寂しいでしょ?!」という石川社長の言葉が印象に残っています。

麹室の前でこんな話題になりました。「木炭の熱と光が柔らかくていいんですよねぇ〜!ここで火を付けて藁をかぶせて室に運ぶんです。するとね・・・」と身振り手振りで説明してくださり・・・

ただ、その木炭を焼いてくれる職人さんがご高齢な方のようで、最近は全量納品が間に合わず、分割で納めてくれているらしいのです。「せっかく焼いてくださるから、その方にお願いできるうちはお願いしようと思っているんですよ!」と石川社長。

「もっと安くて安定調達できる木炭はいくらでもあるはずでは?」と、普段であれば聞いていたと思います。でも、石川社長には聞くまでもないなと・・・石川社長らしいなと妙に納得してしまうのです。

石孫本店のお味噌は米をたっぷり使った甘めのものが多いです。大豆より3倍の米をつかった贅沢なものもあります!

石孫本店に機械はありません

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百 寿

麹蓋(こうじぶた)による麹づくりは醤油に詳しい方なら驚くはず。この製法を続けている蔵は全国でみても数える程しか残っていません。昔ながらという表現がふさわしい銘柄。

価格 : 381円+税
原材料 : 大豆、小麦、食塩

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醤油感覚で使える味噌の上澄み

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みそたまり

長期熟成の味噌から摂ることのできる「うま味」のエキス。さらし袋に吊り下げて、自然に滴り落ちたものだけをビン詰め。澄んだ綺麗な琥珀色は醤油とは違ったコクが特徴。

価格 : 476円+税
原材料 : 米、大豆、食塩

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この蔵元への直接のお問い合わせ

石孫本店

〒012-0801 秋田県湯沢市岩崎字岩崎162
TEL:0183-73-2901  FAX:0183-73-8131
http://ishimago.main.jp/

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