山川醸造の新桶づくりのクラウドファンディング、11/30までです!
山川醸造の山川華奈子さん。
木桶の界隈では“アイドル的存在”です。やわらかな話しぶりと、誰もが自然と惹きつけられる可憐な雰囲気に目を奪われがちですが、華奈子さんの魅力はそれだけではない!そんな気がするのです。
華奈子さんは家業に戻ってからWEBやネットショップの運営、事務作業などの裏方業務はもちろんのこと、ヘルメットをかぶって高さ2メートル超の木桶にのぼって現場作業をこなすし、商品を積み込んで配達にも出向いていく。「もっと腕力があればなぁ~って思うんですよ」と笑いながらも、決して手を抜かない。

なぜ、そこまで頑張れるのか――。
私自身、ずっと不思議に思っていました。けれど少しだけ分かったのは、華奈子さんのやさしい雰囲気からは想像もできないほどに、「木桶の溜醤油をもっとつくりたい!」という揺るぎない想いと、強く深い決意を抱いているということ。輸出向けの展示会Foodex2025の会場で、同世代の木桶仕込みをする蔵元たちの前で、堂々とその想いを宣言していた姿は、その場にいた皆の記憶に刻まれています。
そんな華奈子さんが来年2026年に新桶を導入するためのクラウドファンディングをスタートさせました。すでに目標金額の250万円を大きく超えて、すでに350万円に達していますが、どうか多くの方に応援いただきたいと思っています。

https://www.oco-s.jp/project/yamakawa
溜醤油は「売りにくい」と言われてきたのがこれまでの常識でした。けれど華奈子さんは、たとえ難しくても、木桶仕込みの溜醤油と真剣に向き合っていくはずですし、その意味で、今回のクラウドファンディングは、華奈子さんの壮大な挑戦のはじまりなのかもしれません。山川醸造と山川華奈子さんの、これから続いていく長い挑戦を、共に見守り続けていただければと思います。

たくさんの応援プランがある中で、おもしろいなぁ~と思ったもの3選がこちら。
一つ目は新桶で仕込んだ初めての搾り溜にオリジナルラベルを付けられるもの。続いての二つ目、山川醸造の半纏。この半纏、すごく素敵で非売品だったものを、この機会に放出していました。生地と仕立てが触って分かるほどに上質で、背中の「丸に川」の屋号マークの紅白の色合いが、またいいんです。はやり既に定員いっぱいに。
そして、3つ目。蔵人に聞けば「重労働すぎて、お客さんにさせるなんて、とんでもない!」と言いかねない味噌堀り体験。蔵人にはそう映るかもしれませんが、味噌の上に降り立った感触、スコップで感じる味噌の重み、一般の方からすれば超が付くほどの魅力的な体験なはず。これも既に定員に達しています。でも、他にも魅力的なプランがありますので、ぜひご覧ください!11/30までです。
https://www.oco-s.jp/project/yamakawa
● 華奈子さんの連載企画もスタートしています。