醤油の知識

054|仕込みの最終準備

仕込みを間近に控えて、最後の準備。

まずは、製麹に使う麹箱の洗浄。
高圧洗浄機で隅々まで洗って、天日干し。 曇りでしたが…
翌日にはしっかり乾燥していました。



そして、桶に水を張って木に水を吸わせます。
昨年仕込んだ桶はこの段階でかなり漏れていましたが、
今回はまったく漏れず。 



仕込み前日に水を抜いて、洗浄。

水をかける→ブラシで擦る→チリ取りで水をすくってバケツに入れ、外へ流す。
という工程を6、7回繰り返して、終了。 






最後は水を抜いて、タオルでふきあげて仕込みに備えます。 

城 慶典 (ミツル醤油醸造元)

1984年生まれの醤油職人。
高校生の時に自社での醤油醸造の復活を志して東京農業大学 醸造科学科に入学。入学後、「学校に通っているだけでは自分の求めるものは得られない。」ということに気づき、伝統的製法による醤油造りを続けられている醤油蔵を探し、卒業までに7つの醤油蔵で短期間の研修を受け入れて頂く。卒業後、岡本醤油醸造場にて一年間の研修。その後、JFCS(ジャパン・フードコーディネーター・スクール)で一年間学び2009年6月より、実家であるミツル醤油へ入社。2009年11月 夢である醤油造りの復活と、地元・糸島を全国に発信したい。という思いをリンクさせ具現化する、社内別ブランド「itosima terroir」(イトシマ テロワール)をスタート。

ミツル醤油醸造元