醤油の知識

067|今年も木桶が来ました

今年も木桶が来ました!

早い物で、また醤油の仕込み時期がやってきました。
昨年は秋の仕込みをせず、冬~春の仕込みだったので、余計に早く感じます。

そして、今年も仕込みに使う桶(20石×2)をウッドワークの上芝さんが届けてくれました。



設置位置を決めてブロック置き、
板を入れる枚数で高さを調整します。 



桶と桶の間、桶と壁の間は、人が通れる間隔を空けています。
くっつけた方が場所の効率はいいのですが、
何かと作業するのにこちらの方が便利です。 



設置した後、仕込みへ向けて次の作業。
柿渋塗りです。

桶底と側面を10日以上塗り重ねて行きます! 

城 慶典 (ミツル醤油醸造元)

1984年生まれの醤油職人。
高校生の時に自社での醤油醸造の復活を志して東京農業大学 醸造科学科に入学。入学後、「学校に通っているだけでは自分の求めるものは得られない。」ということに気づき、伝統的製法による醤油造りを続けられている醤油蔵を探し、卒業までに7つの醤油蔵で短期間の研修を受け入れて頂く。卒業後、岡本醤油醸造場にて一年間の研修。その後、JFCS(ジャパン・フードコーディネーター・スクール)で一年間学び2009年6月より、実家であるミツル醤油へ入社。2009年11月 夢である醤油造りの復活と、地元・糸島を全国に発信したい。という思いをリンクさせ具現化する、社内別ブランド「itosima terroir」(イトシマ テロワール)をスタート。

ミツル醤油醸造元