071|圧搾の準備
年が明けて、いよいよ初年度(2010秋~2011春)に仕込んだ諸味を搾る時期が近づいてきました。 今後の工程は、圧搾→火入れ→瓶詰 という流れです。
まずは、2月上旬に行う圧搾(搾り)作業のための準備。下の写真に写っているのが、搾りに使う槽(ふね)です。 これは本来、日本酒の小仕込み用に使われる物で、量的にはちょうどいいのですが、圧力を手動でかけるタイプなので、諸味の粘性の高い醤油には向かず、かなり歩留まり(醤油がとれる量)が悪いと思います。
しかし、高性能な圧搾機を使うほど量を仕込んでいるわけでなく、そんなスペースやお金もないので、この圧搾機を選びました。構造は至ってシンプルで、諸味を入れた袋をこの槽の中に積み重ねて行き、布から出てくる醤油が外側にある呑口から垂れてくるという仕組みです。
呑口の下に醤油が垂れる半切りをおくので、角材を置いてその上に槽を置きました。

半切りを置くとこんな感じ。

呑口の部分の改造や、圧搾作業に使う諸々の道具の用意やシュミレーションなど、まだまだ準備不足です。 パッケージや価格などもまだ決定しておらず、毎度のことながらほんと直前までバタバタしそうです…。