074|桶の漏れ止め

先日、桶屋の上芝さんが近くにいらっしゃったので、桶の漏れ止め作業をしてもらいました。

この桶は昨年購入したもので、秋の仕込みに使いました。例年、なんだかんだ漏れるので今回も漏れるだろうとは思っていたのですが、今まで以上に漏れが多かったため、冬に連絡していましたが九州にいらっしゃる用事がなく‥

そのままでしたが、今回ついに来ていただきました!

醤油が漏れている箇所は1つではなく、何か所かあります。 底板と側板の接触部分、底板のつなぎ目、あと底板の板そのものからにじみ出ている箇所も。

底板と側板の接触部分の漏れ止めは、槇肌(まきはだ)という槇の皮を打ち込んで漏れを止めます。昔から桶や木造船の漏れ止めに使用している道具のようです。 木そのものからにじみ出ているのは対処のしようがないようで、この桶が空になったら底板を変える事になりました。

ヤマロク醤油の山本さんが桶つくりを習って、ご自身で作る取り組みをされていますが、僕も桶は作れなくとも、修理が出来るような技術は身つけたいと思いました。