職人醤油の蔵元

岡直三郎商店

創業から220年を越える醤油蔵

創業から百年を越えている醤油蔵は決して珍しくはありませんが、二百年を越えている蔵はかなり少なくなります。岡直三郎商店が創業した1787年は江戸時代の「寛政の改革」が行われていた時期・・・といってもピンとこないかもしれませんが、ペリー率いる黒船が浦賀に来たのが1853年なので、それより66年も前ということになります。

昔の蔵の中の様子

木桶仕込みを続けています

近江商人初代岡忠兵衛が、足尾銅山から江戸へ銅を運ぶ街道の要衝として栄えた群馬県大間々の地に、「河内屋」の屋号を掲げ、醤油醸造業を営んだのが始まりとされています。そして、今なお昔ながらの木製大桶にて仕込む醤油づくりを続けています。

2017年に工場をリニューアル

2017年に大規模な工場のリニューアルを行いました。現代の衛生基準にあわせて、原料処理や圧搾の工程は管理と清潔が保たれるようになりましたが、木桶はそのまま残されることに。床が土間からコンクリートに変えられ、建物も修繕が加えられましたが、桶そのものは昔のまま。

原料処理や麹をつくる室は清潔が保たれる現場に。
圧搾をする場所も同様です。

ラーメン業界からも支持されています

顧客にラーメン店が多いそうです。あるラーメン店から、火入れをしていない生揚醤油の状態でほしいというリクエストに答えたことがきっかけとなり、少しづつ取引先が増えていっているそうです。搾ったままの醤油になるので、より圧搾工程の清潔さは大切にしているといいます。

きれいになった蔵の中に木桶はそのまま

蔵のリニューアルに際して床がコンクリートに。無駄な湿気がたまらずに雑菌が減ったように感じるそうです。そして、発酵管理は変わらずの天然醸造。自然の気候と四季の気温の変化に委ねて行います。夏は暑くて、冬は寒い蔵の中です。

蔵の中もきれいを保つ

桶の上の部分が床から飛び出しています。攪拌をして桶の外にでた諸味が、桶の中に入らないように、そして、もちろんゴミや異物が入らないように。

そして、写真をみてお分かりいただけるように、柱や梁は昔のまま。伝統と最新が敷地の中で共存しています。希望があれば蔵見学は随時受付をしています。ロープが張ってあるのは、間近で見ることができるようにしてあるためなのです。

創業200年の蔵が木桶仕込み

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にほんいち醤油 一番しぼり
北海道で有機栽培された大豆と小麦。濃口醤油の中でも比較的濃いめなので煮物や炒め物にさっと加えるのがおすすめ。

価格 : 500円+税
原材料 : 有機大豆(国産100%、遺伝子組換えでない)、有機小麦(国産100%)、食塩

創業200年の蔵が木桶仕込み

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にほんいち醤油 二段仕込
北海道で有機栽培された原料を木桶で熟成させた岡直三郎商店の自信作。しっかり濃厚なので脂のある肉や魚におすすめ。

価格 : 600円+税
原材料 : 有機大豆(国産100%、遺伝子組換えでない)、有機小麦(国産100%)、食塩
この蔵元への直接のお問い合わせ
岡直三郎商店
〒194-0023 東京都町田市旭町1-23-21
TEL:042-722-2024  FAX:042-722-2270
http://www.nihonichi-shoyu.co.jp/