万博から大阪駅前に受け継がれる「木桶のカウンター」/醗酵食堂 HASSHOKU

昨年の大阪・関西万博、初亀さんが運営する「醗酵食堂 HASSHOKU」というお店がありました。発酵をテーマにした食堂ということで、企画段階のタイミングで、茨城県の柴沼醤油さんを介して社長の亀岡健太郎さんをご紹介いただきました。その時、小豆島のヤマロク醤油・山本康夫さんも交えて「店内に木桶を展示してはどうか?!」という話になったのが一連の始まりでした。

ただ、万博です。多くの来場者が想定される中で、食堂のスペースには限りがありました。直径2メートルの木桶を設置するとなれば、客席を削らなければなりません。一席でも多く座れるスペースを優先したい。どうしようかと話し合った末に辿り着いたのが、「木桶の構造そのものを、お客さんが座れるテーブルや什器にする」というアイデアでした。

竹のタガ部分は、木桶職人が大阪に駆けつけて、亀岡さんたちスタッフの方々も加わって実際に編み上げました。それに合わせて大工さんがテーブルを設計し、完成してみると、天井からも木桶の構造が吊り下がるような圧巻の仕上がりに。

万博は期間限定のため、閉幕とともに一度はその役割を終えましたが、この度「醗酵食堂」が大阪駅前のヒルトン大阪・地下街に再オープンすることになりました。あの時、みんなでつくった木桶の什器は、今度はレジカウンターとして新しいお店の顔になるそうです。

醗酵食堂Hasshoku ヒルトンプラザイースト大阪店
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1-8-16 吉本ビルディングB2
https://www.hatsukame.co.jp/hasshoku