木桶職人復活プロジェクト

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ヒカリエの木桶のタガ。ゆるくなったので渋谷で編みました。

2019年9月、渋谷でタガを編む。

渋谷ヒカリエの8階。d47食堂に木桶が設置されているのですが、展示用の桶なので液体は入っていません。ここは空調管理された空間。乾燥で木が縮み、タガがゆるゆるな状態になってしまっていました。

「それなら編み直しをしよう!」と、渋谷のど真ん中でタガを編むことになりました。

2019年9月の早朝。

小豆島からヤマロク醤油の山本さんと

木桶づくりの棟梁 坂口さんが到着。

待ち合わせはヒカリエの外でした。

地下の駐車場。

車の中にはぐるぐる巻きにされた竹が山積みに。

1本づつ慎重に取り出していきます。

エレベーターで8階まであげて、

束ねた竹をかかえながら長い廊下を引きずりながら進みます。

これだけの量になると、けっこう重いです。

桶の円周を計って実寸にあわせて編んでいきます。

竹を折らないように、

そして、大きすぎず小さすぎずの、ちょうどよい大きさになるように。

竹は曲げる方向をまちがえなければ、ダイナミックにしなります。

その特性を使いながら編みこんでいくのですが、

逆方向に曲げてしまうと簡単にパキッと折れてしまうので要注意。

お昼はd47食堂。

香川県をテーマにした定食。

やさしい味が疲れた体に染みます。

眼下では渋谷駅の改修工事。

ここでは竹タガ編み。

木桶職人復活プロジェクトの仲間も合流。

夕方にかけて多くの人が集まってきました。

通りがかりの人も一緒になって

ワイワイと活気のある現場に。

余った竹を持ち帰るために駐車場まで。

ちょうど通勤時間。

渋谷の街を横切る竹が注目を集めていました。

この姿で新幹線に。

タガを持ち帰るそうです。

絶対に注目を集めていたはず。

次は2020年1月の小豆島での桶づくりです。