醤油を楽しむレシピ集

豆腐と醤油

豆腐にはいろいろな種類があります

絹豆腐、木綿豆腐、よせ豆腐…。さらには、同じ種類の豆腐でも、大豆の甘みも感じるような「おいしい豆腐」と、スーパーで比較的安めに売られている「普通の豆腐」も。

豆腐そのものというか、大豆の味がしっかりしている豆腐には淡口醤油がおすすめです。逆に、もう一味ほしいなと感じる豆腐には再仕込醤油や溜醤油などの濃厚な醤油をかけて、豆腐+醤油の一体感を味わうのがおすすめ。

絹豆腐と醤油

まずは何もかけずに豆腐そのままの味を楽しみたいですね。おいしい豆腐はクリーミーで後味が甘く、何もかけなくてもおいしく感じるはずです。対して普通の豆腐は少しざらっとした舌触りで、もう一味ほしいように感じるかもしれません。

おいしい豆腐◎ 普通の豆腐○
おいしい豆腐にかけると甘みをより引き立ててくれる印象。醤油が出すぎずちょうどよい調和。
おいしい豆腐○ 普通の豆腐○
万能にどの豆腐とも安定の好相性。嫌いな人は少ないはず。濃口の中でも、すっきりとした味わいのものがおすすめ。
おいしい豆腐△ 普通の豆腐△
先ず醤油の塩味がきて、その後豆腐の味がやってくる。豆腐と醤油の一体感はあまり感じられない。
おいしい豆腐× 普通の豆腐◎
普通の豆腐にはよくなじみ、甘みを感じるように。ただ、おいしい豆腐には濃すぎてお互いの良さを活かせないかも。

絹豆腐と醤油のベストな組み合わせは!?

おいしい豆腐には淡口醤油、普通の豆腐には溜醤油がおすすめです。濃口醤油は万能タイプで、どちらの豆腐とも相性よしです。

おいしい豆腐を食べるなら淡口
米麹を使ってまろやかな仕上げに。おいしい豆腐の甘みをぐっと引き立てる素材を活かすことに徹した醤油。
普通の豆腐をおいしくする溜醤油
原料は大豆と塩のみで、大桶三年仕込み。醤油の濃厚なうま味が豆腐を包み込み、甘みさえ感じる味わいに。

木綿豆腐と醤油

木綿豆腐の場合、おいしい豆腐は大豆の香りも味もしっかり感じますが、普通の豆腐は苦みやえぐみが若干残る印象かもしれません。歯ごたえはどちらもしっかりしているので、濃厚な醤油が合う印象です。

 

おいしい豆腐○ 普通の豆腐×
おいしい豆腐の大豆の甘みは引き立ててくれるが、普通の豆腐だと苦味が強調されてしまう。
おいしい豆腐○ 普通の豆腐○
万能にどの豆腐とも安定の好相性。豆腐の味わいがしっかりしているので、濃いめの醤油がおすすめ。
おいしい豆腐◎ 普通の豆腐◎
しっかりとした食感と舌触りの木綿豆腐とは好相性。豆腐と醤油のうま味をバランスよく感じられる。
おいしい豆腐◎ 普通の豆腐◎
安定感あり。溜のしょっぱさはほとんど感じられず、豆腐のうま味と調和するので一番のおすすめ。
豆腐と醤油のうま味を味わう
コクとまろやかさを極限までの追求した再仕込醤油。豆腐のうま味も醤油のうま味も感じられるよいバランスです。
木綿豆腐を食べるなら溜醤油
大豆と塩のみで大桶三年仕込み。豆腐の濃厚な味わいにも負けないうま味。まろやかな一体感を楽しめます。

薬味があればさらにおいしくて楽しい

豆腐の種類はさまざま。食べ方もさまざま。ねぎやかつお節などの薬味が加わると、さらに味わいが広がります。奥が深い豆腐と醤油の世界。おいしい組み合わせがまだまだあるはずなので、さらなる検証を続けていきたいと思います。

変わった醤油も楽しい

例えば、魚醤。一般的な魚醤は魚臭い印象が強いと思いますが、「えそ魚醤」なら大丈夫!醤油の醸造技術を応用して生み出された、くさくない魚醤なんです。おいしい豆腐をいつもとはひと味変えて食べたい方におすすめで、しょうがやねぎなどの薬味との相性は抜群です。