ひきわり納豆と醤油
                  大粒でも小粒でもない
「納豆に合う醤油は?」と質問をいただくことが多く、“納豆と醤油”と題して大粒と小粒、こだわりの納豆と一般的な納豆でそれぞれ相性のよい醤油を探ってみたことはあるのですが…最近「ひきわり納豆に合う醤油は?」と質問をいただくことがたびたびあり、あらためて、ひきわり納豆と醤油の相性を探ってみることにしました。
                  そもそもひきわり納豆とは?
粒納豆とひきわり納豆では、それぞれの製造工程に違いがあるそうです。
粒納豆は、「大豆を水に浸す→煮る→納豆菌をかける→発酵」。一方、ひきわり納豆は、「大豆をひき割る→皮を取り除く→水に浸す→煮る→納豆菌をかける→発酵」。
ひきわり納豆は、発酵する前に大豆を細かく割り、皮を取り除いてから発酵させるため粒納豆を細かくすれば、ひきわり納豆になるわけではないのだそう。
                  ひきわり納豆の特徴
ひきわり納豆は皮が取り除かれている分製造過程で熱の通りが早く、発酵にかかる時間が少ないせいか、味や風味が粒納豆とは少し異なります。粒の間の空間が粒納豆よりも大きいので、納豆のうま味をより多く感じることができるます。そして何より皮がないので、食感がねっとりとなめらかなのが特徴。
また、ひきわり納豆は粒納豆に比べてビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンE、ビタミンKの含有量が約1.5倍ほどなのだそうです。
                  6種類の醤油で比べてみました
                  スタッフ人気は白と溜!
意外なことに、スタッフ人気は白と溜の対照的な2種類でした。白醤油は醤油の香りはあまりしません。かといって納豆の香りが引き立ちすぎてしまうということもなく、まとまりのある味。いつもとは少し違うひきわり納豆を楽しめます。
一方、溜醤油ははじめにしっかり醤油を感じます。醤油が納豆を包み込む感じで、納豆とのバランスよく味わえます。どちらも全く違った味わいですが、醤油の特徴がうまく活かされているなと感じました。
                  醤油はちょっぴり多めにかけて
ひきわり納豆は、粒納豆と比べると納豆の香りをよりしっかりと感じます。そのため、醤油は少し多めに入れるのがおすすめ。ひきわり納豆を最大限に引き立てる醤油の量の見極めも大事です!