「替えない」という催事のつくり方
阪神百貨店の木桶イベントの打ち合わせで、大阪に来ています。木桶のイベントとしえは2026年で5回目。会場は阪神百貨店1階の「食祭テラス」です。
この食祭テラスはいわば百貨店の催事スペースなのですが一般的な百貨店の催事とは、少し発想が違います。
普通の催事は、たとえば「北海道展」のようにテーマを決めて、それに合う出展者をセレクトするのが一般的です。そして販売状況やお客さまの反応を見ながら、出展者を入れ替えていく。昨年と同じにしないためにも、メンバーを替えていくわけです。百貨店のスタッフの立場からすると、誰を連れてくるかが大切になってくる。
ところが食祭テラスは、出展者を入れ替えない。厳密に言えば、出展する顔ぶれが変わることはありますが、出展者の入れ替えよりも、質を深掘りしていこう、という考え方です。
そこで活きてくるのが「スーパープレゼンター」の存在。毎週変わっていくテーマには必ずスーパープレゼンターがいて、その人を中心に催事空間を作っていく。今はちょうど、コーヒーがテーマでしたが、「Good Coffee」を運営される荘司 一磨さんと竹内 剛宏さんがスーパープレゼンターになっていて、以下のような紹介がされていました。
今回のテーマは“BEST OF BASIC”。全国から集結する19のロースターとともに、今の時代にぴったりのコーヒーの“スタンダード”を再定義します。
https://web.hh-online.jp/hanshin/contents/str/20260624.html
出展者の組み合わせで新しさを出すのではなく、人を中心に据えて、単にものを売る以上の体験提案をしていく——そういう設計なのだと思います。だからこそ、来年2027年の木桶イベントはさらに魅力のあるものにしていきたいと思っています。
2026.06.29

