元バイヤーが「ものを作っているだけで尊い」と言った
新島学園短期大学へお話しをしに行ってきました
お誘いいただいたのは、新島学園短期大学で先生をしている溝口康さん。溝口さんはもともと丸井のバイヤーをされていた方。当時、食品の扱いが少なかった丸井において、先陣を切って食分野を開拓されたバイヤーでした。
その後、徳島県の農産物を扱う地域商社の立ち上げに関わり現地に居住しながら活動。今は、独立をされて、地方の食品メーカーの訪問やコンサルティングをされながら、短大のフードビジネスコースを担当されています。
溝口さんは年間15名程のゲスト講師を招聘されているそうです。「食の分野って、とても広い。自分だけでは、とてもじゃないけどカバーしきれないからね」と、食の世界で長く歩んでこられた方だからこそ、多様な視点を学生に届けたいという思いがあるようです。(それにしても、15名のゲストを呼ぶって、とてつもなく大変なことだと思う…)
溝口さんのコンサル流儀
先生をしながら、食品メーカーのコンサルもされている溝口さんに、「どういうスタンスでコンサルするのですか?」と伺ったところ、
「そもそも大前提として、ものを作っているだけで尊いんだということをしっかり伝えるようにしている」という答え。
元バイヤーという経歴で、こうした発言をされることは、とても珍しい気がします。でも、溝口さんらしい。さらに踏み込んで具体的な手法について伺うと、「現地で切磋琢磨できる環境づくりが大切だと思うんだよね」という話に。
自分自身がどう関与して、どんな提案をするかよりも、コンサルが現地を離れたあとのことが大切。訪問している時は熱量が高まっていても、ずっと彼らと一緒にいられるわけではない。だからこそ、現地の人たちが自分たちで切磋琢磨し続けられる環境をいかに作るかが重要だという考えでした。
短大での溝口さん、コンサルをしている時の溝口さん、両方に共通する部分があるなぁと思いながら、でも、しっかりとした芯のようなものを感じながら、講義後の食事をご一緒させていただきました。
2026.06.22

