
物販と飲食が同居する売場(アメリカ視察③)
抹茶とドリンクスタンド ニューヨークの街を歩いていると、透明なカップに入った緑色のドリンクを持っている人をよく見かけました。抹茶です。そして、スーパーマーケットやドリンクスタンドでは、抹茶がすでに一つのジャンルとして確立 […]

アメリカの寿司が教えてくれた「素材×〇〇」(アメリカ視察②)
「SUSHI」が当たり前に並んでいる アメリカで寿司が浸透していることを実感しました。スーパーなどの惣菜コーナーには当たり前のように寿司が並んでいます。店内で調理をしているようなスーパーでは「SUSHI」が大きな看板とし […]

実家の蔵にあったのは、火入れと瓶詰めの設備だけだった
「醤油づくりにおいて、新しい発見みたいなことですよね。ないですね」 福岡のミツル醤油醸造元、城慶典さんの言葉です。十数年の試行錯誤を振り返って、面白さを見つけた瞬間や大きな発見はありましたか。そう聞いた私に、少し間を置い […]

キーエンスでの学び⑤:当たり前の徹底
「外線が入っているから、すぐ折り返しを」 滋賀県の琵琶湖沿いに、キーエンスのセミナーハウスがあって、入社して半年とか1年とかの区切りで、新卒の営業マンが集められる研修がありました。 その最中に、自分の営業所へお客さんから […]

同じ品質の醤油をつくるのが当たり前とされてきた業界
「日本酒の蔵元はいいな」 醤油メーカーの方と話していると、ふとそんな言葉を耳にすることがあります。どうしてですか?と質問をすると、「日本酒は自己主張していいじゃないか」と。醤油は素材を引き立てる縁の下の力持ちだから、主張 […]

「自分ならどこに置くか」、アメリカの調味料の売り場を歩いた(アメリカ視察①)
売り場担当者の目線 アメリカに来ています。醤油をどう提案すべきかを肌で感じたくて、ニューヨークとロサンゼルスの展示会や店舗をまわってきました。来るのは三度目。それでもスーパーの棚は何もかもが目新しく見えて、つい圧倒されて […]

ある蔵人が「自宅では淡口を一番使っている」と言った
「素材がいいから、塩で食べて」 こんな提案を聞いたことはないでしょうか。素材そのものの味を楽しむために、塩をかけてと。柑橘などをかけてという場合もあるかもしれません。素材の力を信じているからこその一言だと思うのですが、私 […]

「帰って来い」と言われたことは、一度もなかった
「ヤマブン姉妹」の店先 福島県相馬市、山形屋商店。屋号は「ヤマブン」といいます。全国醤油品評会の最高賞である農林水産大臣賞の常連として、とても有名な蔵です。そんな店先には、醤油や味噌を買い求める地元の方がひっきりなしに訪 […]

木桶醤油のイメージを、利き醤油の前後で二回聞いてみると
「木桶醤油のイメージってどんな感じですか?」 先日、渋谷ヒカリエでのトークイベントのあとに、利き醤油の時間がありました。4〜5人のテーブルにひとりずつ若手の蔵人が担当する形です。実際に味比べをしながら解説をして質疑応答も […]

「アイスにかけたら、おいしかったよ」と教えてもらった
「この醤油をアイスにかけたら、おいしかったよ」 「何かおもしろい醤油の使い方はないですか」と聞かれると、よく、バニラアイスに醤油をかけてみてという話をします。すると「えっ、本当ですか?」という反応が返ってきます。 ただ、 […]

しょうゆの島は、昔からしょうゆの島ではなかった
「いや、小豆島はすごいですよね」 「……醤油と言えば小豆島。観光客もたくさん来ていて……」と、ある蔵元がつぶやいていました。確かに、小豆島といえば醤油。木桶といえば小豆島。そんな認識が少しずつ広まってきているような気がし […]

木桶職人が「もったいない」と言った
「1ミリ変え、2ミリ変え」 小豆島で桶づくりに携わる岡主弘さんは、もともと建具の職人。ものすごく精密な精度を要求される建具の世界から桶づくりに入ったことで、桶の精度が格段に上がった。周囲の職人たちが、口を揃えてそう言いま […]

アメリカで醤油が広まったのは、照り焼きからだった
「キャンプに何を持っていけばいいですか」 この季節になると、そんなふうに聞かれることが増えます。悩みますよね、と私も思います。 おすすめしているのは、濃厚系の醤油を一本、荷物に入れておく。再仕込醤油や溜醤油などです。焼い […]

自由研究の季節は、蔵がいちばん暑い時期
「醤油をテーマに自由研究をしたいのですが」 夏になると、こういう相談をいただきます。最初のころは「醤油で自由研究?!」と思いましたが、話を聞いているうちに考えが変わりました。 ひとつは、地域性。濃口と淡口、九州の甘口など […]

「ついでに寄る醤油蔵」が、「めがけて来る醤油蔵」に変わった
「木桶なんて時代遅れだと思っていました」 先日、動画のインタビューでそう話してくれたのは、広島県の大崎上島にある岡本醤油醸造場の岡本康史さん。ところがいざ自分で仕込みはじめると、「木桶じゃなきゃダメだ」と気づいた――と続 […]

30年経つとお客さんは入れ替わる
「創業100年で、うちもやっと一人前だよ」 醤油蔵をまわっていると、そんな言い方をよく耳にします。世間から見れば100年続いているだけでも十分にすごいのですが、この業界には100年超えの蔵がずらりと並びます。100年でよ […]

しょうゆフェスティバルin醤油会館 2026
しょうゆフェスティバルin醤油会館 2026、無事、終了しました。職人醤油は屋外での販売でしたが、とにかく暑かったです。ただ、Instagram見てきたよという方や、はじめましての醤油屋さんたちと一緒に販売をすることもで […]

「いつもやっているんですか?」と、通りすがりの人が足を止めた(しょうゆフェスティバルin醤油会館 2026 の1日目)
「ここ、いつもやっているんですか?」 しょうゆフェスティバルin醤油会館の初日。屋外の販売台に立っていると、通りがかりの方から何度も同じことを聞かれました。「次はいつですか?」とも。東京のどまんなかにある醤油会館は、業界 […]

しょうゆフェスティバルin醤油会館 2026
醤油会館での醤油イベントに職人醤油も出展します 7/24(金)25日(土)と、本橋小網町で「しょうゆフェスティバル」が開催されます。 普段は入れない「しょうゆの情報発信基地」である醤油会館が、2日間だけ開きます。諸味を搾 […]

4時間で、6つの卵黄は別物になった
6種類の醤油で卵黄を漬けてみた 「卵黄の醤油漬け」は、職人醤油のサイトでもよく読まれているレシピページです。今回は6種類の醤油で同じ条件で漬け込み、4時間目、8時間目、12時間目と変化を追ってみることにしました。 ただ、 […]

トーストの焼き色と、醤油の香ばしさは同じ反応
メイラード反応 「メイラード反応」という言葉は、蔵の製造工程の説明でも、家庭の調理の解説でも、よく出てきます。アミノカルボニル反応と呼ばれることもあります。最初に出会ったときは、分かるようで分からない。当時の私は、パンが […]

初回訪問で、一番長く居座ってしまった蔵
「来てくれるのはいいけれど、うちは(取引は)やらないよ」 はじめての電話で、大久保醸造店の大久保文靖さんから、そう釘を刺されました。職人醤油の取り組みを始めたばかりの頃。『自遊人』という雑誌で大久保さんが丁寧に取り上げら […]

キーエンスでの学び④:質問の目的
営業マンと顧客に信頼関係が生まれるとき キーエンス時代、先輩から三つの視点で振り返れ(#260713)と言われていたことの続きです。 本屋さんで営業の本を手に取ると、質問しなさい、話を聞きなさい、と書いてあります。もちろ […]

恨んでから継ぐ世代と、自然な流れで継ぐ世代
「なんで醤油屋に生まれてきたんだろう」 少し年上の先輩たちに「どうして家業に帰ってきたんですか?」と聞くと、こんな話から始まることが多いです。自分の家が醤油屋だったのを、すごく恨んだ——早く大学生になって、地元を抜け出し […]

再仕込み醤油の生産量日本一は、実は群馬県
私、群馬県前橋市で高校卒業まで過ごしました。 その頃は、自分の県と醤油を結びつけて考えたことが、一度もありませんでした。醤油の産地といえば千葉や兵庫——それはなんとなく連想できても、群馬と醤油の関係を考えるきっかけは、あ […]

「やってみなはれ」― 木桶職人が、習ったやり方を捨てる理由
「習ったやり方は、ほぼやってない」 そう話すのは木桶職人・棟梁の坂口直人さん。2012年に大阪の藤井製桶所で修行して覚えたつくり方をベースに、変化しているというのです。捨てたわけではありません。全国から集まる職人たちと、 […]

卵をのせる前に、醤油だけで一口食べてほしい
先に醤油、あとから卵 卵かけごはんの最適解は、なかなか難しい。でも、「醤油をかけるタイミングは大事」というのは、確かなことだなと感じています。醤油に熱を加えると、香りがふわっと立ち上がってくる。これが醤油の原則の一つです […]

大手メーカーの現場の方が「丸大豆が好きなんですよ」と言った
「私、丸大豆が好きなんですよ」 ある大手メーカーを訪ねたとき、立ち話の中でふと出てきたのがこの言葉です。醤油の原材料には、丸大豆と脱脂加工大豆があります。脱脂加工大豆は、大豆から油を抜き取ったあとのもの。人によっては、と […]

まったく売れなかった商品が、蔵の屋台骨になるまで
「うちの売上を支えているのは、先代がつくった商品なんですよ」 醤油メーカーの方と話していると、こういう言葉をよく耳にします。「先々代が」という方もいる。30年とか40年とか世代を超えたロングセラーが、その蔵の屋台骨になっ […]

キーエンスでの学び③:商談後の3つの視点
「商談が終わったら、3つの視点で振り返りをするといいよ」 新卒で配属されたとき、当時の上司からそう言われていました。ひとつは、自分がお客さんを見ている視点。ふたつめは、お客さんが営業マンである自分をどう見ているか、という […]