納豆業界では、小粒が人気らしい
「人気があるのは小粒の納豆なんだよね」
群馬県にある下仁田納豆の南都さんが、そう話していました。納豆業界全体でも、大粒納豆より小粒納豆の出荷量のほうが多いそうです。
確かにスーパーに行ってみると、ずらっと並んでいるのは小粒の納豆。以前の自分も、小粒を買っていたなという印象がありました。
納豆と醤油。けっこう深い仲です。ここはしっかりと知っておかねばと、4つのタイプの納豆を買ってきて食べ比べをしてみました。下仁田納豆の大粒と小粒、そしてスーパーで多く並んでいる大手メーカーの大粒と小粒。この4種類での食べ比べです。
なぜ小粒にはタレが合うのか
すると、なかなか面白いことが分かってきました。
まずは醤油も付属のタレも、何もかけずに食してみると、大粒のほうが大豆の味がしっかり感じられました。
続いて付属のタレをかけてみると、「あれ、小粒の方がおいしく感じる」。これは何なんだろうと考えてみると、箸でぐるぐると混ぜたときにネバネバが多く出るのは、小粒のほうでした。そのネバネバにタレが混ざって、ソースやドレッシングのようになる。それが小粒のおいしさにつながっているという印象でした。
さらに面白かったのは、大手メーカーの小粒についているタレを下仁田納豆の大粒にかけてみると、あまりおいしく感じない。こちらは醤油をそのままかけたほうがおいしい。こうしてみると、納豆メーカーは、納豆とタレの関係の研究を長年にわたって積み重ねているんだな、と想像させられます。
付属のタレを最大限味わうなら、小粒。醤油をそのままかけて食べるなら、大粒。個人的には、そんな結論になりました。
2026.10.22
納豆と醤油
https://s-shoyu.com/cook/072/

