卵をのせる前に、醤油だけで一口食べてほしい
先に醤油、あとから卵
卵かけごはんの最適解は、なかなか難しい。でも、「醤油をかけるタイミングは大事」というのは、確かなことだなと感じています。醤油に熱を加えると、香りがふわっと立ち上がってくる。これが醤油の原則の一つです。
たとえば、熱々の白いご飯に、まず醤油をかけて香りをしっかり立たせる。その上に卵をのせる。これが、醤油の視点から見たときのいちばんおいしい食べ方かな、と思っています。卵をのせてから醤油を垂らすのと、順番を変えるだけ。それだけのことなのですが、香りの立ち方がずいぶん変わります。
卵で変える、醤油選び
醤油の種類によっても、楽しみ方が変わります。卵そのものの味を大事にしたい「ちょっといい卵」のときは、白醤油や淡口醤油のような素材を生かす系。色が濃くないので、卵の色彩も損ないません。逆に、醤油の味そのものが好きな方や、金額的に手頃な卵を使うときは、再仕込醤油や溜醤油のような濃厚系。醤油のうま味を前面に出してあげるといいと思います。
と、このような紹介をすると、「濃口醤油の行き場がない」「濃口醤油の差別化が難しい」と、醤油の蔵人たちは言います。でも、濃口醤油のいちばんの特徴は、うま味と香りのバランスが最も取れていること。熱々の白ご飯に濃口醤油をかけてみれば、その絶妙さを堪能していただけるはずです。ぜひ、次の卵かけごはんのときは、まず、醤油からお試しください。
2026.07.16
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