再仕込み醤油の生産量日本一は、実は群馬県

私、群馬県前橋市で高校卒業まで過ごしました。

その頃は、自分の県と醤油を結びつけて考えたことが、一度もありませんでした。醤油の産地といえば千葉や兵庫——それはなんとなく連想できても、群馬と醤油の関係を考えるきっかけは、ありませんでした。

蔵は少ないのに、生産量は全国3位

群馬県には、醤油を主要な事業としているメーカーは3社しかありません。数だけ見れば、けっして醤油がさかんな土地には見えないはず。それなのに、都道府県別の出荷量では群馬は全国3位。千葉、兵庫に次ぐ位置にいます。

理由ははっきりしていて、正田醤油さんがあるからです。全国でも三番目に、出荷量の多いメーカー。チェーン展開する飲食店を醤油で支えていたり、スーパーやコンビニのお惣菜に使われていたりと、気づかないうちに、多くの人が口にしている醤油かもしれません。

前橋には「正田醤油スタジアム」もあって、名前だけは県民の誰もが知っている。でも、それほどの規模の会社だとは、地元の人でも案外知らない気がしています。

群馬といえば、再仕込み醤油

もうひとつ、あまり知られていない指標があります。再仕込み醤油の生産量も、実は群馬が日本一、なのです。これも正田醤油さんが相当な量をつくっているからなのですが、県内の3社はいずれも再仕込みを手がけています。「群馬といえば再仕込み醤油」。こんな売り込みをしてもいいのでは?!と、勝手に思っています。

2026.07.18