歴史の長い国ならではの知恵
「確固たるものがない」
先日、Cabiの野村美紀さんと話していたときのこと、「アメリカの友人が健康にすごく気をつかっていて、基本はサラダとチキンしか食べない」と教えてくれました。そして、ちょっとしたご褒美の日にはマグロの刺身なんだとか。「すごくアグレッシブですね!」と返すと、こんな話題に。アメリカそのものが長い歴史を持っていないから、健康のためにこうしたらいい、っていう確固たるものがないのではないかと。
なるほど、と思いました。日本なら「発酵は体にいい」といったことが、昔からの知恵として自然と連想できる。おばあちゃんの知恵袋とか、先人の知恵、みたいな形で受け継がれてきたような安心感がありそうだなと。
長く読み継がれた本
その話をしながら、私が職人醤油を始めたきっかけを思い出しました。当時はサラリーマン。営業車の中で聴いていたラジオのある番組で、子育て中のお母さんが「子どもにどんな本を読ませればいいですか」と相談していました。
識者の方の答えは、こうでした。長く読み継がれている本を与えればよい、と。よいものは歴史が証明しているというのです。
確かに!と感じ、伝統産業とか地域産業の中で何がしようと決意しました。長い時間があったからこそのもの、日本にはそんなものがたくさんありそうですね。
2026.09.06

