木桶醤油のイメージを、利き醤油の前後で二回聞いてみると
「木桶醤油のイメージってどんな感じですか?」
先日、渋谷ヒカリエでのトークイベントのあとに、利き醤油の時間がありました。4〜5人のテーブルにひとりずつ若手の蔵人が担当する形です。実際に味比べをしながら解説をして質疑応答も。少人数ということもあり、テーブル毎にすごく盛り上がりました。
そこで、宮城県の太田與八郎商店の太田岳志さんの発案で、利き醤油の前後で「木桶」のイメージを回答してもらうアンケートを実施しました。スマホで入力してもらい、その場でスクリーンに映し出す仕組みです。

「応援をしたい」
結果は一目瞭然でした。まず、返ってくる言葉の量が全然違う。最初のほうは「伝統的」といったイメージが多かったのが、終わったあとには「おいしい」という言葉と一緒に、「作り手が面白い」「応援をしたい」などの言葉が並んでいました。
これって、単に利き醤油をしただけでは、ここまでにはならないような気がします。教科書に載っているような解説ではない話、つまり、蔵人自身の話があったからなのだろうと思います。ちょうど、水谷醤油醸造場(滋賀県)の水谷優太さんが、本来なら笑いを起こしたい場面で何度かの不発——参加者から「水谷くん絶不調」と、いじられていました。そのやり取りも含めて、場がやわらかくなっていったように思います。
私自身、蔵元を訪ねて聞いた話を書き留めてきましたが、私の文章よりも蔵人の直接の言葉に勝るものはないな、と。人を介して伝えるというのは、こういうことなんだろうな、と感じました。
2026.08.03

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