「自分ならどこに置くか」、アメリカの調味料の売り場を歩いた

売り場担当者の目線

アメリカに来ています。醤油をどう提案すべきかを肌で感じたくて、ニューヨークとロサンゼルスの展示会や店舗をまわってきました。来るのは三度目。それでもスーパーの棚は何もかもが目新しく見えて、つい圧倒されてしまいます。そこで、自分がこの売り場の担当者だったら、どの棚にどの商品を並べるだろう——そんな目で見るようにしてみました。

担当者なら、売れる商品や売りたい商品を、いちばんよい場所に置くはず。よい場所とは、人の通りが多くて、目につきやすくて、手に取りやすいところ。目線の高さの棚はよくて、上や下にいくほど優先度は下がる。そんな順番です。その視点で調味料売り場全体を見て、優先度の高い棚はどこで、優先度の低い棚はどこかを予想してみて、そこに並んでいる調味料を確認していきました。

なぜホットソースは人気なのか

この目で棚を追っていくと、調味料の優先順位が見えてくるような気がしました。いちばんはトマトの瓶、パスタソースの類い。パスタとセットで、どの店でもドーンと大きな面積を占めています。次にオリーブオイル——最近はアボカドオイルの存在感も強い。それからバーベキューソース、マヨネーズ、ホットソースにチリオイル、そこへピクルスが並びます。醤油やアジアの麺類が入ってくるのは、そのもう一段あとでした。

視点を変えるだけで、感じるものが違ってくるのが面白い。その上で、なぜバーベキューソースやホットソースがこれほど人気なのかを考えていくと、醤油が何をすべきか、少しだけ分かったような気がしました。また改めて書きたいと思います。

2026.08.07