「塩がおすすめですよ」と言われた、ブロンコビリーのソース
「塩がおすすめですよ」
ハンバーグ・ステーキのお店、ブロンコビリー。愛知県発祥のお店で、職人醤油のある群馬県にも少し前にオープンしていて、ようやく訪問しました。
ハンバーグは熱々の鉄板にのっていて、スタッフの方が鉄板ごと席まで運んでくれます。鉄板はジュージューと音を立てていて、添えられるのは塩とソース。「塩がおすすめですよ」とスタッフの方。ソースがいいです、と返す勇気はなく、そのまま塩を鉄板の端にのせていただきました。ソースは、テーブルの上に置かれたまま。
醤油や蕎麦のつゆもそうなのですが、かける前に少しだけ、そのまま味をみてしまいます。お行儀が悪いかもしれないけれど。このハンバーグのソースも同じように少し舐めてみると、第一印象は「?」がつく味わいでした。
三段階の味見
そのソースを、鉄板がまだ熱いうちに注いでみると、グツグツと勢いのある音を立て始めます。そこで味を見ると、少し印象が変わってくる。
さらに全部食べ終わった後、そのソースをもう一度舐めてみると、またまた印象が違う。どんどんおいしくなってくるわけです。
そのまま舐めたとき。鉄板の熱が加わったとき。そして熱とともに、ハンバーグの旨味や脂と混じり合っていったとき。この三段階を比べると、圧倒的に後半のほうがおいしい。おそらくソースを開発するときにも、鉄板の上で肉と交わって完成することを計算して、あれこれ試行錯誤したんだろうなと、妄想が広がっていきました。
そう考えると、醤油も同様。そのまま舐めたときの感覚、素材につけたときの感覚、違うのは当たり前なんですよね。
2026.09.20

