15ドルのジュースが照明を浴びている(アメリカ視察④)
若者に支持される3要素
最近、ニューヨークやロサンゼルスで若者に人気のスーパーを覗いてみると、少しびっくりする部分があります。そもそも日本より物価が高い、その上に、高級とされるスーパーという前提があるのですが、それでも、本当に「目玉が飛び出てしまう」くらいに高かったりもします。
でも、大切にされている要素には、いくつか共通点があるような気がしました。
一つ目は「クリーンであること」。地球環境への配慮やオーガニックであること。二つ目は「健康的であること」。これはダイエット的という感じではなくて、心の安定やコンディションを維持する「メンテナンス」的な雰囲気です。三つ目は「パッケージが可愛いこと」。醤油コーナーにも台湾製のかわいいパッケージのものがセレクトされていました。
そして、特に象徴的なのが、透明の容器に入ったカラフルなフルーツジュース。1個15ドル、あるいはそれ以上もする価格帯。どの店舗でもきれいにスポットライトを浴びて、お店の一等地にドーンと鎮座していました。

自分を表現するものとして
また、同じ棚に「Wellness Shots」と呼ばれる小瓶のジャンルも並んでいます。生姜や果物、ビタミンなどが濃縮されたもので、栄養ドリンクやエナジードリンクの、よりナチュラルバージョンなものです。
高校生くらいのグループが20ドル近いスムージーを注文している光景も珍しいものではないそうです。彼らにとっては、単なる飲み物ではなく「自分のセンスや価値観を周囲に伝えるためのアイコン」なのだそうです。服選びと同じようなファッション感覚。これを手に街を歩いたりSNSに投稿したりすることが、表現になっている――というのです。
2026.08.14
・物販と飲食が同居する売場(アメリカ視察③)
・アメリカの寿司が教えてくれた「素材×〇〇」(アメリカ視察②)
・「自分ならどこに置くか」、アメリカの調味料の売り場を歩いた(アメリカ視察①)

